筆者は空からコーヒーを届けてもらうことを夢見たことがある。
Mercedes-Benzは先週、チューリッヒで一部の幸運な人々のためにその夢を実現する作業に着手した。EコマースのスタートアップSiroop、ドローンメーカーのMatternetと協力して、Mercedes-Benzはドローンをテストし、配達時間の短縮を試みている。
その仕組みを説明しよう。例えば、コーヒー豆を必要とする顧客がオンラインショッピングサイトのSiroopに注文する(Siroopは、Black & Blaze Coffee Roasting Co.などの小売業者のドローン配送対応商品を扱っている)。その後、ドローンがチューリッヒのあらかじめ設定された4つの場所の1つまで飛行し、Mercedes-Benzの「Vito」バンの屋根に着陸する。そして、そのバンが注文商品を顧客の元に届けて、配達が完了する。
「われわれは、都市環境においてこれまでで最も大規模なテストを行う素晴らしい機会をここで得ている」と、Mercedes-Benz Vans事業部門で次世代輸送の責任者を務めるStefan Maurer氏は声明で述べた。
このドローンによるテストは現地時間10月13日まで実施される。ほかにも、スマートフォン、スマートウォッチ、Ray-BanのサングラスやGilletの剃刀など、さまざまな製品で利用できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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