Microsoftは、「Microsoft 365」に新しいバンドルを追加し、「Windows」「Office 365」「Enterprise Mobiity + Security」が統合されたこのサブスクリプション型の管理およびセキュリティ製品にさらなる機能を追加する。
Microsoftは、7月の「Inspire」カンファレンスでMicrosoft 365を発表し、夏に「Microsoft 365 Enterprise」と「Microsoft 365 Business」という2つのバンドルを提供開始した。
同社は米国時間9月25日に開幕した「Ignite」カンファレンスで、「Microsoft 365 Education」と「Microsoft 365 F1」というさらなるバンドルをそのラインアップに追加する。
Microsoft 365 Educationは学生と教育機関向けで、「Windows 10」、「Office 365 for Education」、Enterprise Mobility + Security、「Minecraft Education Edition」が含まれる。
Microsoft 365 F1は「ファーストライン」の顧客サービスやサポートの従事者向けで、Windows 10、「Office 365 F1」(以前「K1」として知られていたプラン)、Enterprise Mobility + Securityが含まれる。「Microsoft StaffHub」というサービス従事者が自分のスケジュールを管理するためのアプリも同バンドルに含まれている。
Microsoftは「Microsoft 365 for NonProfits」というバンドルも追加予定であることに言及したが、その内容については具体的に述べなかった。
Microsoftと、HP、レノボ、富士通といった同社の一部のOEMパートナーは、「Windows 10 S」を搭載するローエンドのPCを2017年中に提供する予定だ。将来的には、Microsoft 365のサブスクリプションによって「Windows 10 Enterprise」の機能も利用可能になるという。
MicrosoftはIgniteカンファレンスで、Windows 10、「Intune」、Office 365に追加予定のその他の新しい管理機能をプレビュー公開した。2018年前半に、レノボやHPなどが「Windows Autopilot」の提供を開始する。「Microsoft Surface」で既に提供されているWindows Autopilotによって、ユーザーは顧客環境向けに設定済みの新しい端末をセットアップできるようになる。
また、Intuneに新しい共同管理機能が追加される。オンプレミスからクラウドベースの管理への移行をより簡単かつシームレスにすることを目的とした機能だ。
2018年前半には、「Office 365 Usage Analytics」も追加され、サービス全体にわたる使用データを管理者が分析および視覚化できるようになる。また、さらなる条件付きアクセス機能や、電子メールおよびドキュメントのメッセージ暗号化機能のアップデート、「Office 365 Advanced Threat Protection」などの新しい脅威対応機能の追加も予定されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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