企業向けメッセージングサービスを手がけるSlackは、ソフトバンクグループなどから資金を調達し、その評価額を51億ドルとした。
Slackは米国時間9月18日、直近の資金調達ラウンドにおいて、ソフトバンクやベンチャーキャピタルのAccelを含む投資家から2億5000万ドルを調達したことを明らかにした。これでSlackが調達した資金は総額8億4100万ドルとなる。同社の2016年4月時点の評価額は38億ドルだった。
Slackは、今回新たに調達した資金を使う予定はないという。経営の柔軟性とリソースを確保するため、これまでのラウンドで調達した資金と合わせて銀行に預けておく予定だ。
ソフトバンクは5月、新興技術に投資するためのSoftBank Vision Fund(ソフトバンク・ビジョン・ファンド)で1000億ドル規模の出資コミットメントを取得した。これは同社が設立した世界最大級の規模を持つ投資ファンドで、出資者としてサウジアラビア王国、Apple、Qualcommなどが参画している。
そして今回、Slackは、SoftBank Vision Fundから出資を受けた最新のテック系新興企業となった。ソフトバンクと同ファンドは8月、コワーキングスペースを手がける新興企業WeWorkの中国での事業展開を支援するために、44億ドルの出資を行っている。また、配車サービスのUber Technologiesも、同ファンドから数十億ドル規模の出資を受ける可能性があるとうわさされている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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