Apple Parkの敷地に足を踏み入れた報道陣は、5分ほど緩やかな坂道を上り、丘の頂上にあるSteve Jobs Theateへとたどり着いた。
地上部分は、6mの高さのガラスの壁の上に、直径50mのメタリックカーボンファイバーのルーフが載っている構造で、室内には柱が一切ない。ガラスやルーフは日本の技術が使われており、ガランとした、円形の、何もない空間が広がっていた。
壁に沿って弧を描く階段で地下4階分ほどの深さまで下ると、そこには「Steve Jobs Theater」と書かれた1000席のシアターの入口にたどり着く。この近い部分には、実にさまざまなギミックが隠されていた。
まず、イベント開催前には大きく間口を開いていた劇場だったが、開始直前になるとシャッターのように壁が降りてきて、間口が完全に塞がれてしまった。出入りには、左右にあるドアを使うことになる。
1000席あるシアターのシートは扇型に並べられており、傾斜があることも助けて、コンパクトにまとめられている。どの席からでもスクリーンが見やすく、取材しやすい環境だった。
イベントの終盤、再びシアターの後方の壁が開けられると、入場時には存在していなかったタッチアンドトライコーナーが現れていた。
イベント前までは、円形のエントランスは地階から上に伸びる同じ円形の壁で支えられているかのように見えたが、実はその壁は可動式となっており、シアターと同じ空間を仕切っていただけだったのだ。
■ Steve Jobs Theaterのロビーからシアターまで
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