新しい高速交通システム「Hyperloop」の実現を目指す企業の1つであるHyperloop Transportation Technologies(HTT)は、インドのアンドラプラデシュ州政府とのあいだで、Hyperloop路線の建設に向けた計画を進める了解覚書(MoU)に署名した。
この路線は、同州の都市であるアマラバティとビジャヤワダの約40km間を接続する計画。現在は移動に1時間以上かかるルートを、Hyperloopなら6分で結べるという。
計画は2段階に分かれており、まず2017年10月に開始する予定の第1段階では、詳細な調査を実施し、路線に最適なルートを6カ月かけて検討する。ルートが決定されたら、Hyperloop路線の建設を始める。
なお、Hyperloop路線の建設はHyperloop Oneなども計画している。考案者のElon Musk氏は「自ら商用のHyperloopを開発することはない」と明言し、新興企業各社にHyperloopのアイデアを解放していた。しかし、米CNETの報道によると、同氏はそれら新興企業の進捗に不満を抱き、ニューヨークとワシントンD.C.を結ぶHyperloop路線を自ら建設する計画だという。
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