Mac/PC版「Googleドライブ」アプリを使ってPCや携帯電話間でファイルを同期しているなら、注意が必要だ。12月中旬までに代わりのツールをインストールしなければならないからだ。
7月、GoogleはMac/PC版Googleドライブを、同じ機能を持つツール「バックアップと同期」に置き換えると発表していた。そして米国時間9月7日、同社は移行の具体的な計画を明らかにした。12月11日にこれらGoogleドライブアプリのサポートを打ち切り、2018年3月12日には完全にサービスを終了、「バックアップと同期」に移行する。
新しいアプローチでは、フォルダなどに保存されているファイルをクラウド上で同期する。また、Mac/PC向けの「Googleフォト」アップローダも「バックアップと同期」に移行する。
今回の措置は、クラウドベースのサービスの重要性が高まっていることを反映したものだと思われる。以前、ファイルは単一のコンピュータ端末に固定されていたが、Googleのバックアップと同期、「Dropbox」、Microsoftの「OneDrive」、Appleの「iCloud」等のサービスの登場により、PCやスマートフォンは、写真の編集、文章の作成、ツイートのシェアを実行する際にたまたま利用しているツールになりつつある。とりわけノートPCを紛失したり、スマートフォンを壊してしまったときは、これらのサービスは大いに役に立つ。
Googleは生産性ツール「G Suite」を従業員に提供するIT管理者に向けたブログの記事の中で、Google Driveアプリのサービス終了日を発表した。G Suiteを利用しているなら、今後別のGoogleの選択肢が得られるという。 それは「Drive File Stream」だ。このソフトウェアは、ファイルをクラウドのみで保存し、ファイルを利用する際に端末にストリームすることで、ストレージのスペースを解放することができる。G Suiteのユーザーではないなら、気にする必要はない。
編集部注(9月11日20時25分):Googleドライブのサービス自体が終了するとの誤解を招くおそれのある表現がありましたので、修正しました。お詫び致します。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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