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不動産業界の常識を根底から変えたLIFULLの全方位的“見える化” - (page 2)

加納恵 (編集部)2017年09月11日 12時25分
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空き家もDB化、イメージを一新し中古市場活性化へ

――家賃相場や物件の参考価格に関しても、お客様がすぐに見られる環境を整えてらっしゃいますよね。

 「家賃相場」では、駅や市区町村名から家賃相場を調べられるようにしていますし、物件の参考価格が調べられる「PRICE MAP」でも、地図上の物件をクリックするだけで参考価格と参考賃料が見られます。

気になる駅やエリアの相場がひと目でわかる「家賃相場」サービス
気になる駅やエリアの相場がひと目でわかる「家賃相場」サービス

「PRICE MAP」。地図上で気になる物件の参考価格が簡単にわかる

 さらに8月1日には、「LIFULL HOME’S住宅評価」として、中古物件における建物検査の結果をまとめた「住宅評価書」をサイトで公開し、性能評価についても見える化しました。

 日本は新築信仰が強く、中古物件を購入する人は全体の15%程度です。その背景のひとつには、既存住宅であるがゆえの不安があるからなんですね。耐震性はどうか、建物は傷んでいないか、シロアリなどの害虫は大丈夫かなど、わからないことが多すぎる。そうした不安を解消するため、建物検査結果を表示することにしました。

――中古市場の活性化にもつながりそうですね。

 中古でも、リノベーションした物件は新築よりいいと感じる方もいらっしゃいますし、何と言っても価格が手頃です。中古物件のイメージを変えていくことがとても大事なんです。 中古物件の活用は、深刻化する空き家問題の解決にもつながりますから、特に力を入れています。

――空き家問題に関しては「空き家バンク」を始められましたね。

 全国版空き家バンクは、国土交通省のモデル事業として7月に自治体からの登録受付を開始しました。各地方自治体が個別に空き家バンクを運営しているのですが、形式もバラバラで、すべてのデータをあわせても6000件程度しか登録がありませんでした。2013年時点で空き家件数は320万戸と言われているので、とにかく数が足りない。

 そこで、LIFULL HOME’Sのデータベースを流用して全国統一のプラットフォームを作ることにしました。自治体の情報掲載は無料。スタートから1カ月程度ですが、300以上の自治体から使いたいとのお声を頂いています。

 といってもボランティアではなく、LIFULLとしては空き家をリノベーションしたい場合には、LIFULL HOME’Sでお取り引きのある施工会社をご紹介したり、民泊で活用できる場合には、楽天とのジョイントベンチャーである民泊サービス「楽天LIFULL STAY」へとつなげることで収益を確保していく考えです。空き家バンクを作ることで、物件情報の網羅度も上がります。

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