Appleが「Touch ID」を簡単に無効化できる機能を「iOS 11」に追加した。
この機能の狙いは、緊急時の通報をしやすくすることだ。ユーザーは「iPhone 7」の電源ボタンを素早く5回タップすることで、911(米国の緊急通報番号)に電話できるようになる。米CNETの編集者が複数の報道を目にした後、この機能をテストすると、正常に機能した。
この機能では緊急サービスの番号を自動的にダイヤルするわけではなく、911に電話するか、あるいは、そのiPhoneの所有者がパスコードを入力するまでTouch IDを一時的に無効にするかを選択できる。
この設定に最初に気づいたのは、iOS 11のパブリックベータに参加しているTwitterユーザーたちだ。ユーザーらはこの機能に「cop button」(警察官ボタン)というニックネームを付けた。この名称は、サンバーナーディーノで2015年に発生したテロ攻撃で14人を殺害したSyed Farook容疑者のiPhoneに関して、米連邦捜査局(FBI)がAppleにロック解除を強要したことにちなんだものだ。
iOS 11 is a game-changer for Touch ID. Press power button rapidly 5 times and it opens the 2nd screen, but it also forces passphrase entry! pic.twitter.com/uvWbM04lyk
— Kia☆ (@alt_kia) 2017年8月17日
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス