「Hey Google、お母さんに電話して」
米国時間8月16日から、「Google Home」にそう指示すれば、そのとおりに機能するようになる。Google Homeは、音声コマンドに反応するスマートスピーカーだ。音楽プレーヤー、スマートホーム制御装置、パーソナルアシスタントとして機能する。Googleは、自宅のWi-Fiネットワークを介した無料音声通話の発信も、音声で指示できるようになると発表した。
「OK Google」または「Hey Google」というウェイクワードで、連絡先に登録されている任意の相手に通話を発信するようにGoogleに指示することができる。企業にも発信できるが、しばらくは911には対応しない。音声通話を発信する機能は、Google Homeの音声認識とも連携する。ユーザーとその配偶者の両方が、自分のアカウントをGoogle Homeと同期させることができ、「お母さんに電話して」と指示されたときに、Google Homeはその具体的な連絡先を確認することができる。
5月に開催されたGoogleの開発者会議で初めて発表されたGoogle Homeの音声通話発信機能は、Amazon Echoの同じ機能を上回る準備を整えたようだ。Echoによる通話発信先は、他の「Alexa」搭載端末に限定されている。Google Homeは通話を着信したり他のGoogle Homeを呼び出したりすることはできないが、米国またはカナダの任意の電話番号に無料で通話を発信することができる。
注意点は、着信者には不明な発信元として表示されることだ。しかし、「Google Voice」または「Project Fi」を使用していれば、望むならば自分の名前を着信者に通知することができる。Googleは2017年末までに、すべてのユーザーを対象にそのオプションを提供開始する予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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