「Skype」アプリでP2P決済サービスを提供へ--PayPalと提携、米国などで

Natalie Gagliordi (CNET News) 翻訳校正: 編集部2017年08月03日 07時56分

 SkypeとPayPalが提携し、決済サービスの提供を開始する。ユーザーは、「Skype」モバイルアプリの最新版でチャットしながら、互いに送金できるようになる。

 個人間送金機能である「Send Money」では、PayPalによって送金が処理されるため、送金するには、SkypeとPayPalのアカウントをリンクしておく必要がある。この機能は個人による使用のみを意図したものだ。つまり、商品やサービスに対する支払い手段としては設計されていない。


提供:Skype/PayPal

 PayPalは、同社のエコシステムを拡大して、同社のモバイルウォレットをより多くの直接決済に使用できるようにすることを目的に、次々と提携を締結しており、今回の統合もその1つにすぎない。PayPalがSkypeと結んだ提携は、同社がSlackと結んだものとほぼ同じだ。 Slackとの提携により、Slackユーザーは同メッセージアプリを離れることなく、金銭を送受できるようになった。

 PayPalは最近、Appleとの提携を拡大し、「App Store」での購入の支払いオプションとしてPayPalを選択できるようにすると発表した。PayPalは、VisaやMasterCard、Citi、FIS、Facebookとも提携しているほか、「Android Pay」「Samsung Pay」、百度(バイドゥ)でも利用可能となっている。

 PayPalとSkypeによると、Send Money機能は、米国をはじめとする22カ国で「iOS」版と「Android」版のSkypeアプリを対象に、米国時間8月2日に提供開始されるという。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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