部外者から見れば、Elon Musk氏は実に素晴らしい人生を送っているように思える。だが、世界的に有名な大物実業家であり、エンジニアであり、発明家であるということは、実際にはどういう状況なのだろうか。
Musk氏は米国時間7月31日、他のTwitterユーザーからの質問に答える形で発信した一連のツイートで、メンタルな問題で苦労していることなど、自身の精神状態について語った。
同氏はあるツイートで、「現実には、すごく気分が高まるときもあれば、ひどく落ち込むときもあり、ストレスは絶えることがない。おそらく最後の2つは、みなさんが聞きたいことではないだろうが」と語っている。
The reality is great highs, terrible lows and unrelenting stress. Don't think people want to hear about the last two.
— Elon Musk (@elonmusk) 2017年7月30日
また、あるユーザーから躁うつ病なのかと尋ねられたMusk氏は、「そうだね」と答えた上で、「といっても、医学的にはおそらく違う。よくわからないが。嫌な感情は嫌な出来事に関連して起こるものだ。だから、本当の問題は、自分が始めたことに夢中になり過ぎていることだろうね」と答えた。
双極性障害は、単なる気分の大きな変動ではなく、医師による正しい診断が必要なので注意してほしい。とはいえ、Musk氏が人生の浮き沈みについて率直に語ったことには元気づけられる。
Musk氏によれば、気分の落ち込みに対処する方法は「苦痛を受け入れ、自分がしていることについてじっくり考える」ことだという。
また、「自分で地獄行きの切符を買ったのなら、地獄を非難するのはフェアではない…」とも述べている。当の本人が言っているのだから、ハイテク起業家として有名になることは、ちまたで言われるほど素晴らしいことではないのだろう。
Musk氏には、問題に対処する自分なりの方法があるようだ。だが、同氏が語っているような問題を抱えている読者の方は、専門家の助けを借りるのが一番だということを忘れないでほしい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」