サムスンは米国時間7月31日、IoT(モノのインターネット)デバイスで生成されたデータをデバイスメーカーがマネタイズできる新サービスを発表した。
この「Samsung ARTIK Cloud Monetization」は、サムスンのIoTプラットフォーム「ARTIK」に加わった最新のクラウドサービスだ。ARTIKはハードウェア、ソフトウェア、クラウド、セキュリティ、およびパートナーのエコシステムを提供する。同社は2016年に、コネクテッドデバイスのデータを企業が収集、分析するのに役立つクラウドサービス「ARTIK Cloud」の提供を開始した。
しかし、IoTデータをマネタイズする手段がないと、デバイスメーカーは、IoTデバイスの運用や無料アプリケーションのサポートに伴うデータ関連費用の回収に苦労することが多い。
ARTIK Cloud Monetizationは、そうした問題に対処する方法として、メーカーがデバイスのサービスプランを設定できるようにするもの。その上で、ユーザーインタラクションを仲介し、設定されたプランに照らして測定を行う。また、アップグレードや決済、収益分配を管理する。
同サービスは、企業がサービスとしてのハードウェア(HaaS)など、新しいビジネスモデルを実行するのに役立つ可能性があるとサムスンは説明する。
サムスンのARTIK担当シニアバイスプレジデント兼グローバルヘッドを務めるJames Stansberry氏は、声明で次のように述べている。「これは、セキュアなIoT製品やサービスの開発促進と、広範な相互運用性の向上、IoTのエコシステム全体に繁栄をもたらすプラットフォームとビジネスモデルの構築を目指す長期戦略の一環だ。携帯電話業界と同様に、IoTは今後、オープンなシステムや相互運用性、革新的なアプリケーションによるサポートが原動力となる」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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