ソフトバンクとRPAホールディングスが業務提携--“日本型RPA”を展開へ

 ソフトバンクとRPAホールディングスは7月21日、RPA(Robotic Process Automation)分野の事業展開に係わる業務提携契約を締結したと発表した。

 RPAは、ソフトウェアロボットを活用した業務自動化の取り組み。バックオフィスにおけるホワイトカラー業務などを代行するもので、RPAツールに業務の処理手順を登録することにより、単純な事務作業や膨大な書類業務などを自動的に処理する。また、通常のアプリケーションと異なり、日ごとに変わる業務でもルールを書き換えることで柔軟に対応。品質を維持して大量の業務を処理できるため、企業の業務効率化と生産性向上を実現する。現在では導入企業が急増し、今後の市場拡大が期待されているとしている。

 RPAホールディングスは、4000体以上のソフトウェアロボットの導入実績を持つRPAテクノロジーズなどを傘下に持つ。RPAテクノロジーズは「BizRobo!」をはじめ、「Blue Prism」「NICE」を中心に、国内外における主要なRPAツールの取り扱いやエンジニアリング実績を持っているという。一方のソフトバンクも最先端のテクノロジーを活用し、ライフスタイルを革新するサービスを提供。現在はAI、IoT、ロボット分野に注力し、法人分野では、企業のワークスタイルを変革するさまざまなサービスを展開しているという。

 両社では今回の提携を通じて、RPA分野の事業を共同で展開し、市場拡大を図る。ソフトバンクが自社の営業力と法人顧客基盤を生かしてRPAツールの販売を行うほか、両社で日本型RPAにふさわしい新しい「AI×RPAソリューション」の開発と導入を行っていく。さらに今後は、ソフトバンクが展開するAIやロボット、クラウドサービスなどとRPAツールを連携し、企業の業務改革を支援するサービスの開発や提供を行う予定としている。

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