責任感の強い人ほど、「今日もあれができなかった、これができなかった」「自分には無理だった」と、1日の終わりに反省してしまいがちだが、そんな反省はあまり「良い習慣」とは言えないようだ。むしろ、「今日はこれができた!」と、どれほど小さなことでも自分にできたことをノートに書いて振り返ることが、良い習慣を身につけるための第一歩なのだという。
確かに「今日から1カ月間、ダイエットに励んで、3kg落とす」と決めたとしても、付き合いで食べてしまった、ランニングができなかった、1kg増えてしまったなどと、できなかったことや失敗したことにばかり目を向けていては自信を失うばかりで、前に進む気持ちもなえてしまう。そうやって続けたいことを習慣化できなかった経験は、一度や二度ではないだろう。それではせっかく良いことを続けようとしているのに、逆効果だ。
本書では「できたこと」に目を向けて自信を取り戻し、良い習慣を続けて実行していけるようになるために、「できたことノート」を付けることを勧めている。使うツールはなんでもよいが、「できたこと」と「したこと」の違いなど、誤解なくノートを付けて活用できるようになるための解説もきちんとなされている。自信をなくし気味の人には、とくに助けになるはずだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス