トヨタ自動車は7月14日、インターネット上で“未来のモノづくり”を体験できるアプリ「Mobilmo(モビルモ)」のグローバル配信を開始したと発表した。
Mobilmoは、トヨタ自動車とチームラボが次世代の子ども向けコンテンツ開発プロジェクトとして共同開発したアプリ。デジタル上の巨大惑星を遊び場として、100種類以上ある3Dパーツをつなげた移動体「モビルモ」を発明し、バーチャルの惑星を探索できる。
トヨタ自動車は、2004年より子どもたちに紙とペンで夢を表現する楽しさを知ってもらう「トヨタ夢のクルマアートコンテスト」を開催。これまで100の国と地域から460万作品以上もの応募があったという。
幼少のころからデジタルやネット環境に慣れ親しんだ「デジタルネイティブ」と呼ばれる世代の子どもたちが、より創造力を発揮できる場を提供したいと考え、新しい表現やコミュニケーションの方法を駆使したデジタルならではの付加価値を生かしたMobilmoを開発したという。
アプリでは、パーツを組み合わせて、自分だけのモビルモを形成できるほか、プログラミングによってモビルモに動きを覚えさせることが可能。モビルモで惑星を探索し、出会った他のモビルモと機能をコピーしあってリメイクするといった機能も搭載する。このほか、形成したモビルモを使って遊べる「ミニゲーム」や探索できる「ふしぎな9つのエリア」を用意した。
さらに、作ったモビルモで人気を集めたり、ミニゲームに勝利したりするともらえる「称号」、自分のモビルモから受け継がれたパーツが他のユーザーにどの様に使われたのか確認できる「DNA」、たくさんのモビルモに出会うことで経験値が得られ、経験値によってアップする「ランク」、コンピューターによる自動運転で惑星を移動できる「オートパイロット」、新着モビルモや人気モビルモをレーダーでチェックできる「モビルモレーダー」といった要素もある。
アプリには初心者から上級者までをカバーする「モビルモ作成モード」「アクションパーツ作成モード」という、ふたつのクリエイトモードを搭載している。モビルモ作成モードでは、アクションパーツとノーマルパーツを組み合わせて「モビルモ」を作成可能。アクションパーツ作成モードは、ノーマルパーツに動きを登録して「アクションパーツ」自体を作成する上級者向けのモードとなる。
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