Facebookは米国時間7月7日、カリフォルニア州メンローパークにある本社を拡大し、住宅1500戸、食料品店、小売店、オフィス施設からなる小規模なビレッジ「Willow Campus」を建設する計画を明らかにした。
Facebookは発表の中で、「当社のビジョンの1つに、長い間求められてきたコミュニティーサービスを提供する近隣センターを構築するというものがある。食料品店や薬局など、コミュニティーのための小売店舗を含む、12万5000平方フィート(約1万1600平方メートル)の新しい小売施設を建設する計画だ」と述べた。
Facebookの関係者は米CNETに対し、アパートと小売店舗はFacebookの従業員だけでなく、すべての入居希望者に開放するつもりだと述べた。オフィス施設は、Facebookのみが利用する予定という。
Facebookは、メンローパーク当局に7月に計画を提出する予定で、2021年までに第1フェーズを完了したい考えだ。
この計画の主な目的の1つは、通勤する従業員数を減らすとともに、地域交通に出資し、周辺地域の交通渋滞を緩和することだ。
Facebookによると、このキャンパスは、サンフランシスコ湾岸地域の住宅市場の改善を目指す同社の取り組みの一環であるという。2016年12月には、手頃な価格の住居を建設するために2000万ドルを投入することを発表している。同社によると、Willow Campusの1500戸のうちの15%は、市場価格以下で提供される予定だという。
Facebookは以前、従業員数を拡大する計画に伴うシリコンバレーの住宅事情のさらなる悪化が懸念される中、一般向けに住宅を建設する意向を発表していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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