「Touch ID」はもう古い。まもなく顔だけでスマートフォンのロック解除や商品の支払いができるようになるかもしれない。
Bloombergは米国時間7月3日、Appleが次期「iPhone」用の改良されたセキュリティシステムを試験していると報じた。3Dセンサを搭載することにより、ユーザーは顔のスキャンによって、ログイン、決済認証、安全なアプリ起動が実行できるという。この記事では、「同製品に詳しい複数の人物」の話としてこれを報じている。
Bloombergによると、ユーザーの顔のスキャンとiPhoneのロック解除を「数百ミリ秒以内」で実行でき、机の上に端末を寝かした状態でもその操作が可能だという。この機能が、iPhoneに搭載されている現行の「Touch ID」指紋スキャナに取って代わることになると同記事には記されている。
米CNETはApple関係者らにコメントと確認を求めたが、直ちに回答は得られなかった。
しかし今回の報道は、「iPhone 8」に顔認識が搭載されるのではというこれまでの憶測に合致している。この憶測が初めて浮上したのは、Appleが2月にイスラエルの新興企業RealFaceを買収したと報じられたときだった。その後、AppleはLG傘下で電子部品を製造するLG Innotekと共同で、世界初の3D顔認識対応カメラをiPhone 8に搭載するために取り組んでいるとする報道があった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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