大人と違い、子どもの体調不良は侮れない。微熱だと思って油断していたら体温が急上昇したり、機嫌よく遊んでいるので安心していたら高熱を出していたりと、小まめに検温する必要がある。しかし、短い間隔で体温を測ることは、意外と難しい。
そこで、クラウドファンディングサービス「Indiegogo」において人気だった、体温を常に計測し続ける子ども用のウェアラブル体温計「degree°」を紹介しよう。
degree°は、耳介に引っかけ、イヤホンのイヤーピースに似た形の接触型センサ部分を耳の穴に入れて使う、ウェアラブル方式の体温計。常時装着させ、体温を24時間計り続けられる。寝ているあいだも計測できるので、夜中に親が起き、子どもをわざわざ起こして体温を測る負担もなくせる。
計測結果は、Bluetooth連携させたスマートフォンのアプリで確認可能。時間の経過にともなう体温の変化がグラフで示されるため、回復に向かっているのかそうでないのかなど、状況を把握しやすい。そして、グラフを医師に見せれば、治療に役立ててもらえるだろう。
さらに、degree°のアプリは警告機能も備えている。体温が異常に高くなったり、急激に上昇したりすると、アラームで教えてくれる。また、degree°が耳から外れたことや、degree°のバッテリ残量が少なくなったことも通知される。
Indiegogoでのキャンペーンはすでに終了。目標金額を上回り、108%に相当する5万4425ユーロの集金に成功した。
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