Appleは先週、「メッセージ」アプリで企業と連絡を取ることのできるツール「Business Chat」を発表した。「iPhone」「iPad」「Apple Watch」でBusiness Chatを使用し、顧客が企業に質問したり、カスタマーサポートを受けたり、取引を行ったりすることができる。現在、開発者プレビュー版が公開されている。
Facebookの「Messenger」や「WhatsApp」といったメッセージングプラットフォームでもカスタマーサポートシステムが提供されているが、Business Chatは「iOS」を使用する企業に受け入れられる可能性がある。「Safari」「Maps」「Spotlight」「Siri」からも、このツールで企業とのチャットを開始できる。さらに、Business Chatを利用して購入する際には「Apple Pay」で決済可能であるほか、組み込まれたスケジューリングアプリで予約や配達をスケジュールすることができる。
企業は、組み込まれたリストアプリを使用してBusiness Chat内で顧客にオプションを提供することが可能だ。また、Business Chatを使用し、自社用にカスタマイズされた「iMessage」アプリのダウンロードを顧客に促すこともできる。
LivePerson、Salesforce、Nuance、Genesysなどが既に、自社のカスタマーサービスプラットフォームとBusiness Chatを連携させている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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