Googleの親会社Alphabetが運営するドローンプロジェクト「Project Wing」が今週、新たなマイルストーンに到達し、ドローン交通管理プラットフォームのテストを成功させた。このプラットフォームは、ドローン操縦者が混雑した空を快適に飛行できるように支援する。
「Medium」へのブログ投稿によると、今回のテストは、数年以内に空を満たすと予想される何千機もの無人航空機(UAS)の管理方法を判断するために、米航空宇宙局(NASA)と米連邦航空局(FAA)が行っている全米規模のテストの一部だという。
Project Wingは、バージニア工科大学のMid-Atlantic Aviation Partnership(MAAP)が運営するFAAの試験場で、今も開発中の「UAS Air Traffic Management」(UTM)プラットフォームをテストした。テストでは、1人のドローン操縦者が3機のProject Wingドローンを飛ばし、それらを使って、集荷と配達の任務を果たした。それと同時に同じ地域で、ほかのパイロットが2機の「Intel Aero Ready to Fly Drone」と1機の「DJI Inspire」を飛ばして、自動化された捜索救助の任務を果たした。
今回のテストでは、UTMプラットフォームが全ての対象ドローンの飛行経路を自動的に管理できること、そして、経路が重なる場合にそれぞれのドローンの新たな経路を計画できることが示された。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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