ロジクールは、オールインワンタイプの法人向けビデオ会議システム「Logicool MeetUp」を発表。7月中旬に販売を開始する。参考価格は本体が11万250円(税別)、オプションとなる拡張マイク「EXPANSION MIC FOR MEETUP」が3万3250円(税別)。
これはハイエンドなUSB接続対応の小規模会議用ビデオ会議システム。カメラやマイク、スピーカが搭載されたオールインワンタイプで、コード類もコード類も電源ケーブルとPCと接続するUSBケーブルで利用可能。煩雑さがなく、コンパクトに設置できるため利用しやすいのが特徴だ。本体サイズは幅400mm×奥行104mm×高さ85mmで、重さは1.04kgとなっている。
特徴としているのは、カメラの視野角が120度あるところ。これによって小規模な会議室でも幅広く表示でき、より多くの参加者を一度に映し出せる。ほかにも4Kまでの撮影に対応。5倍HDズームや175度まで広がるパンチルドズームによって、ホワイドボードなど任意の対象物を、鮮明に映し出せるとしている。
音声面でも、エコーやノイズを抑える小規模会議室向けの双方向無指向性マイク3基を搭載。また、事前にカメラをセットアップしておくことにより、Bluetooth接続を通じて3カ所までの映像を映し出すことも可能となっている。カメラのズームや角度調節ができるリモコンも付属する。これとは別に、近くにあるカンファレンスカムの自動検出機能やリモコン機能を有するスマートフォン(iOS/Android)向けアプリの配信を計画しているという。
ロジクールはマウスやキーボード、ゲーミングデバイスなどの事業で知られているが、ビデオ会議システムにも力を入れている。ロジクール法人営業本部本部長の妻鹿行雄氏によれば、日本におけるビデオ会議システムは、毎年70%以上の成長率で売上が推移していると説明。その理由として、「ハドルルーム(中小規模会議室)向けのビデオ会議システムが好調で、大会議室だけではなく、小会議室でも手軽にビデオ会議を実施されているからという認識を持っている」と語る。
製品のラインアップも個人向けから20人以上の大会議室向け、価格帯も1万円から15万円までと幅広く展開しているなかで、少人数が活用するハドルルーム向けの高機能製品の必要性を感じていたとし、その背景から今回のMeetUpが開発されたという。
ビデオカンファレンス事業の中心人物でもあるLogitech International ビデオコラボレーションビジネス部門ディレクターのSimon Dudley氏は、MeetUpがロジクールとして重要な製品と前置きし「新しい特徴を備えたものであり、ハドルルームで機能を発揮できる製品。今後小さな部屋(会議室)を対象として、重要な役割を担うものになるだろう」とアピールした。
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