アップルは6月6日(日本時間)、年次開発者会議「Worldwide Developers Conference(WWDC) 2017」を開催し、新製品として新iMacやMacBook、MacBook Pro、iPad Proなどを発表した。
iMacは21.5インチと27インチともに製品ラインを刷新した。高速化した最大4.2 GHz(Turbo Boostで最大4.5 GHz)のKabyLakeプロセッサを搭載し、前モデルの2倍のメモリを搭載できる。27インチ構成のすべてのiMacと21.5インチiMacの上位モデルでは、Fusion Driveが標準になった。最大で50%高速化したSSDストレージオプションが用意され、パワフルさと汎用性をさらに強化したThunderbolt 3を搭載する。
またRetina 4Kディスプレイとディスクリートグラフィックスを搭載した14万2800円の21.5インチモデルも追加されている。
最大8GバイトのvRAMを搭載する、新しいRadeon Pro 500シリーズのグラフィックスにより、iMac製品ラインのすべてのモデルでグラフィックスを大幅に強化。21.5インチモデルではパフォーマンスが最大3倍、27インチモデルでは最大50%高速化したという。
iMacのMacディスプレイも強化されており、これまでよりも43%明るい500nitの輝度と10億色のサポートにより、さらに色鮮やかで生き生きとした視覚体験を実現したとしている。
このほか、より高速なプロセッサを搭載した新しいMacBookとMacBook Proも発表。MacBookには、より高速なSSDが搭載されている。また、13インチのMacBook Proには新たに手が届きやすくなった14万2800円のモデルが追加される。
新しいMacBookは、最大1.3GHzのCore i7(Turbo Boostで最大3.6GHz)の高速化されたKabyLakeプロセッサと、最大50パーセント高速化されたSSDを搭載し、最大2倍のメモリをサポートする。重さ920g、薄さ13.1mmのMacBookは、Appleの最も薄くて軽いノートブックだ。
新しくなった13インチMacBook Proには最大3.5GHzのCore i7(Turbo Boostで最大4.0GHz)のKaby Lakeプロセッサ、15インチMacBook Proには最大3.1GHzのCore i7(Turbo Boostで最大4.1GHz)が搭載されている。
新しい15インチMacBook Proには、より大きなビデオメモリでさらにパワフルになったディスクリートグラフィックスが標準で搭載された。価格は25万8800円から。
Touch IDを備えたTouchBar、美しい500nitのRetinaディスプレイ、Thunderbolt 3、持ち運びしやすいデザインとパフォーマンスを兼ね備えたMacBook Proは、プロフェッショナル向けノートブックだ。
また、Appleは同日、1.8GHzのプロセッサを搭載した新しい13インチMacBook Air(9万8800円〜)も発表している。
いずれもすでにオンラインのApple Storeでは販売を開始している。
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