アップル、新「iPad Pro」発表--約20%画面が大きい10.5インチ、JIS配列のキーボードも

 アップルは6月6日(日本時間)、年次開発者会議「Worldwide Developers Conference(WWDC) 2017」を開催し、新製品として新iMacやMacBook、MacBook Pro、iPad Proなどを発表した。

 iPad Proは、10.5インチと12.9インチモデルが発表された。10.5インチのiPad Proは、従来の9.7インチモデルより約20%大きいスクリーンを搭載。大きくなったことで、オンスクリーンキーボードがフルサイズになった。解像度は、10.5インチモデルの解像度は2224×1668、12.9インチが2732×2048。

iPad Proは、10.5インチと12.9インチモデルが登場
iPad Proは、10.5インチと12.9インチモデルが登場

 アップルが「生まれ変わった」というiPad ProのRetinaディスプレイは、より明るく反射がより少なくなり、反応の良さも大幅に向上した。ウェブサイトのスクロールや3Dゲームのプレイもよりスムーズで快適になったとしている。また、120Hzのリフレッシュレートに対応し、映画やビデオもクオリティが向上するほか、Apple Pencilで描く際の反応もよくなっているという。

 いずれも64ビットアーキテクチャ搭載A10X Fusionチップと組み込み型M10コプロセッサを搭載。バッテリはWi-Fi環境での利用が最大10時間、Wi-Fi + Cellularモデルの携帯電話データネットワークでのインターネット利用は最大9時間。12Mピクセルのカメラと7MピクセルのFaceTime HDカメラを搭載する。

カメラなどの性能も向上
カメラなどの性能も向上

 カラーは、10.5インチモデルがシルバー、ゴールド、スペースグレイ、ローズゴールドの4色。12.9インチモデルはスペースグレイ、ゴールド、シルバーの3色がラインアップする。

 10.5インチモデルは、高さ250.6mm×幅174.1mm×厚さ6.1mm。重さはWi-Fiモデルが469g、Wi-Fi + Cellularモデルが477g。12.9インチモデルは、高さ305.7mm×幅220.6mm×厚さ6.9mm。重さはWi-Fiモデルが677g、Wi-Fi + Cellularモデルが692gだ。

64ビットアーキテクチャ搭載A10X Fusionチップと組み込み型M10コプロセッサを搭載
64ビットアーキテクチャ搭載A10X Fusionチップと組み込み型M10コプロセッサを搭載

 価格はいずれも税別で、10.5インチWi-Fiモデルの64Gバイトが6万9800円、256Gバイトが8万800円、512Gバイトが10万2800円。Wi-Fi + Cellularモデルの64Gバイトが8万4800円、256Gバイトが9万5800円、512Gバイトが11万7800円。

 12.9インチWi-Fiモデルの64Gバイトが8万6800円、256Gバイトが9万7800円、512Gバイトが11万9800円。Wi-Fi + Cellularモデルの64Gバイトが10万1800円、256Gバイトが11万2800円、512Gバイトが13万4800円。

 オンラインのApple Storeではすでに販売を開始しており、お届け予定日は6月14日(6月6日5時47分時点)となっている。

Apple Pencilの反応速度も20ms向上
Apple Pencilの反応速度も20ms向上

日本語キーボード(JIS)配列のSmart Keyboard登場

 また、オプションの「Smart Keyboard」も新しくなり、日本語キーボード(JIS)も登場した。Smart Keyboardはフルサイズのキーボードであり、iPad Proを守るための丈夫なカバーでもある。

 価格はいずれも税別で、10.5インチiPad Pro用は1万7800円、12.9インチiPad Pro用は1万8800円。

日本語キーボード(JIS)配列のSmart Keyboard
日本語キーボード(JIS)配列のSmart Keyboard

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