Appleは米国時間6月5日、家庭向けの新しいスマートスピーカ「HomePod」を発表した。
スマートスピーカが新たに注目を集める中、Appleのデジタルアシスタント「Siri」を搭載するこのずんぐりした円筒形のスピーカには、多大な期待が寄せられていた。2014年終盤に「Echo」を発表してスマートスピーカというカテゴリを基本的に発明したといえるAmazonに追従するべく、Google、Microsoft、HP、レノボ、サムスンはこぞってこの分野に参入している。
「ポータブルミュージックと同じように、ホームミュージックを再発明したい」と、Appleの最高経営責任者(CEO)を務めるTim Cook氏は、同社の年次開発者会議「Worldwide Developers Conference」で語った。
「Hey Siri」という呼びかけに反応するHomePodは、2017年12月に米国、英国、オーストラリアで販売開始される予定だ。価格は349ドルと、Amazonの初代Echoのほぼ2倍に相当する。ちなみに、初代Echoの価格は180ドル、「Google Home」は129ドル。
HomePodには、ニュース、天気、タイマー、コネクテッドホーム機器の制御など、他のスマートスピーカと同じ機能の多くが搭載されている。加えてApple幹部らは、HomePodの音質を特に強調した。Echoのスピーカとの違いを示そうとしたことは明らかだ。Schiller氏によると、HomePodは「空間を認識」し、部屋の広さや周囲の家具を検知して必要に応じてオーディオを調整することができるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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