サムスンが「Galaxy S8」を米国で発売してからほんの1カ月で、ドイツのハッカーグループが、このスマートフォンの虹彩認証ロックを破る方法を解明した。サムスンは、人間の虹彩パターンは「事実上複製は不可能」であるとして、この生体認証技術を「スマートフォンを最も安全にロックできる方法のひとつ」だと宣伝してきた。
ところが、Chaos Computer Clubを名乗るハッカーグループは、虹彩の複製に成功したと主張している。このハッカーグループはナイトモードを使い、Facebookのプロフィール写真や自撮り写真に使われるような中距離から撮影した写真を使用した。さらに同グループは、認証に使いたい人物の目の部分のクローズアップをプリントアウトし、印刷された虹彩の部分にコンタクトレンズを置いた。
Chaos Computer Clubによる現地時間5月22日付のブログ投稿によると、コンタクトレンズを置くのは、眼球の丸みを再現するためだという。このプリントアウトを、別人がサムスンGalaxy S8の虹彩スキャナに対して掲げると、実際にその人物がスキャナを見たときと同じようにロックが解除される。
「虹彩認証がユーザーにもたらすセキュリティリスクは、むしろ指紋認証よりも大きい。人は虹彩をさまざまな場面で露出しているからだ」と、Chaos Computer Clubのスポークスマンを務めるDirk Engling氏は述べた。「いくつかの条件がそろえば、インターネット上にある高解像度の写真からでも、虹彩のキャプチャはできる」
サムスンは現時点でコメントの要請に応じていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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