機内でヘッドホンが爆発し、オーストラリアの女性が顔や手にやけどを負い、髪が焼けた事故について、製造元のAppleは事故の原因を他社製バッテリであると判断し、補償はしないことを明らかにした。
匿名希望のこの女性は2月、北京発メルボルン行きの旅客機の機内で就寝中に、爆発音で目を覚まし、顔に焼けるような痛みを感じた。
女性の弁護士が米国時間5月19日に公表した声明の中で、Apple関係者は「当社の調査の結果、問題の原因は他社製バッテリだったことが判明した」と述べた。
ヘッドホンと使えなくなった衣服の分の補償を求めていたこの女性によると、ヘッドホンは2014年に免税店で購入し、単4形電池はオーストラリアで購入したものだという。
女性は、Appleの結論に非常に失望していると述べた。
「ヘッドホンはバッテリなしでは動かない。それなのにヘッドホンやそのパッケージのどこにも、どのブランドのバッテリを使用すべきであるかが指定されていない」とこの女性は声明で述べた。
「振り向くと顔に焼けるような痛みを感じた。顔を触ると、ヘッドホンが外れて首の辺りに落ちた」と女性は述べていた。
「それでも焼けている感じがしたため、床に放り投げた。ヘッドホンからは火花が散って小さな炎も見えた」(女性)
Australian Associated Press(AAP)はAppleにコメントを求めたが、本記事執筆時点までに回答は得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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