富士ゼロックスと、クラウド会計ソフトを展開するfreeeは7月17日、提携を発表した。中小・中堅企業における経理業務プロセスの効率化を目的としている。これにあわせて、富士ゼロックスでは、自社の複合機とfreeeの「クラウド会計ソフトfreee」が連携し、証憑の電子化を効率化する「Cloud Service Hub for freee」と、前処理にあたる証憑の受け渡しを効率化する「経理業務支援ソリューション for freee」を開発し、販売を開始する。
Cloud Service Hub for freeeは、富士ゼロックスの複合機でスキャンした領収書などのデータを、クラウド会計ソフトfreeeへ、一括で格納するクラウドサービス。非定型サイズの領収書を複合機の読み取りガラスに複数枚並べ、一括スキャンすることが可能。読み込んだ領収書データを複合機が自動的に分割したり、正しい向きに回転させて登録する。また、複合機の自動原稿送り装置を使うことで、定形サイズの経理関連証憑を高速スキャンし、証憑電子化の業務を効率化する。
経理業務支援ソリューション for freeeは、上司や経理担当者への紙による承認申請処理などの受け渡し業務を効率化するソリューション。富士ゼロックスのドキュメントハンドリングソフトウェア「DocuWorks」を活用し、紙文書を電子化。これにより、経理前処理における文書受け渡しを効率化し、情報伝達のリードタイムを短縮するという。
富士ゼロックスではこれらの製品やサービスに加え、クラウド会計ソフトfreeeの販売も開始。ワンストップで経理業務全般を改善するソリューションを提供するとしている。
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