ビットコインなどの仮想通貨取引所「Coincheck」を運営するコインチェックは5月11日、Coincheck取引所サービスで5月9日に発生した障害の原因などの詳細を発表した。
同社によると、5月9日の午前11時25分にCoincheck取引所において、システムが算出している仮想通貨購入・売却価格が異常値となる事象が発生。異常値による約定を巻き込み、同社が提示していた仮想通貨の価格が実勢レートと大幅に乖離したことから、安定したサービスの提供が困難と判断し、サービスを停止したという。
その後、システムを復旧させ、同日16時30分に取引所における全サービスを再開。すべてのデータを事象発生前の11時25分の状態にロールバックした。ユーザーはサービスが再開されるまでの午前11時45分から16時30分の時間帯、ビットコインの取引などのサービスを利用できなかった。
今回の事象はハッキングなど外部の攻撃によるものではないため、ユーザーの個人情報や資産(金銭・仮想通貨)の流出はないとしている。再発防止策については改めてアナウンスするという。
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