AppleとGoogleは自動運転車技術を開発する際、トヨタ自動車の車両を使うことを好んだが、トヨタ自動車自体はこの話題に関して、あまり多くを語ってこなかった。しかし、米国時間5月10日、同社が自動運転システムにNVIDIAの人工知能(AI)車載コンピューティングプラットフォーム「DRIVE PX」を採用することが発表され、トヨタ自動車の取り組みに対する注目が集まった。
NVIDIAの最高経営責任者(CEO)を務めるJensen Huang氏は、カリフォルニア州サンノゼで開催された同社の「GPU Technology Conference」で基調講演を行い、トヨタ自動車との提携を発表した。さらに、トヨタ自動車が「数年後」の市場導入を目指してNVIDIAの技術を採用する予定であることも明かした。そのタイミングは、2020年~2021年に自動運転車を公道で走らせることを目指す、他の自動車メーカー各社の意向とも合致する。
トヨタ自動車とNVIDIAの提携は、世界中で自動運転車技術を開発する取り組みが行われる中で発表された。この取り組みには、自動車メーカーだけでなく、自動車機器サプライヤーやテクノロジ企業も参加している。自動運転車は、米国の公道で毎年何万件も発生する交通死亡事故を削減、または根絶すると期待されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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