Googleで開発中の謎の新OS「Fuchsia」が具体的なものになりつつあり、ユーザーインターフェースが搭載された。
Ars Technicaの記事によると、「Armadillo」と呼ばれるこの新UIは、複数のアプリを管理するためにカードベースのデザインを採用しているようだ。この新インターフェース(Hotfixit.netが最初に発見した)では、カードをドラッグで移動させて、分割画面フォーマットで使用することができる。
Fuchsiaが最初に姿を見せたのは、2016年8月のことだ。Googleは同OSについて、「現代のスマートフォンと現代のPC」向けに設計されたOSと曖昧に説明している。状況を複雑にしているのは、同OSが「Magenta」と呼ばれる新カーネルをベースとしていることだ。一方、Googleの「Android」OSは、1991年から存在するオープンソースのLinuxカーネルをベースとしている。
新しいメインストリームOSを発表するのは難しいことだが、GoogleはAndroidや「Chrome OS」で既に成功を収めている。さらに、消費者は「Windows」やAndroid、「MacOS」「iOS」に既に満足しているかもしれないが、セキュリティの強化、応答性の向上、バッテリ持続時間の延長といった改善の余地は常に存在する。
OSは端末の最も基本的な操作を管理するものだ。例えば、キーボードのクリックに反応したり、ネットワーク上でデータを送信したり、プロセッサ上で実行される複数のタスクを処理したりする。また、ファイルをドライブに保存したり、グラフィックスを画面に表示したりする役割も担う。
それでは、Fuchsiaはいつ頃、提供が開始されるのだろうか。GoogleはFuchsiaに対する野望について、口を閉ざしたままだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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