Waymoは一般の人々に自動運転車の利用を開放することで、米国の公道で自動運転車を走らせる計画を前に進めようとしている。
Waymo(Googleの自動運転車プロジェクトから独立)は先週、アリゾナ州フェニックスの複数の住民が「early rider program」(対象者に自動運転車を無料で貸し出すプログラム)の一環として、既に自動運転技術をテストしたことを明かした。
このトライアルの一環として、フェニックス都市圏の住民は同プロジェクトへの参加を申し込めるようになった。実際に自動運転車に乗ってもらい、使いやすさや利便性に関するフィードバックや批判、レビューを提供してもらうことが狙いだ。
同社は「このプログラムの目標は、人々に1~2回だけ乗車してもらうことではなく、参加者がわれわれの自動運転車に毎日好きな時間にアクセスして、サンフランシスコの約2倍の面積の地域内でどこでも好きな場所に行けるようにすることだ」としている。
このトライアルを通して、Waymoはさまざまなバックグラウンド、さまざまな交通のニーズを持つ「何百人」もの住民を受け入れたいと考えている。
Waymoは、ユーザーが自動運転車でどこに行きたいのか、ハイテク自動車とどのように対話するのか、乗車中にどのようなコントロールやデータを利用したいと思うのかなどについてデータを収集し、このプロジェクトを改善していく予定だ。
Waymoは2017年に入って、ミニバンの「Chrysler Pacifica Hybrid」100台を既に導入済みだが、今回、さらに500台を追加したことも発表した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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