ホンダ、芝刈りロボット「Miimo」を米国で発売--2499ドルから

 本田技研工業(ホンダ)の米国法人Honda Power Equipmentは、家庭用の芝刈りロボット「Miimo」を米国で発売すると発表した。カリフォルニア州を除く全米の一部Honda Power Equipmentディーラー店舗で、6月より販売する。

芝刈りロボット(出典:ホンダ)
芝刈りロボット(出典:ホンダ)

 Miimoは、自律走行して芝を刈り込む自動芝刈り機。iRobotのロボット掃除機「Roomba(ルンバ)」と似た平らな形状をしており、底面に設けられた4つの車輪で移動しながら芝生を刈る。芝刈りの手間を省けるうえ、1度に刈る長さが通常の芝刈り機と比べて短く、刈り取られた部分が肥料のように養分となって芝に吸収されるため、芝の品質向上にもつながるという。


4つのタイヤで移動し、底面の刃で芝を刈る(出典:ホンダ)

 芝刈りの範囲は、Honda Power Equipmentのディーラーが敷設するワイヤーで制限する。Miimoは、ワイヤーで作られる電界をセンサで検知し、その範囲内で作動する。刃はボディ外周に露出しておらず、周囲の障害物を検知するセンサで人やペットなどに触れるなどすると一旦停止して方向を変えることにより、事故を未然に防ぐ。

 芝刈りは、タイマーで時間帯や間隔などを設定して自動実行させられる。範囲内を全体的に刈ったり、境界ワイヤーに沿って刈り込んだり、といった動作モードの切り替えも可能。

 Miimoの電源はリチウムイオンバッテリで、最大30分作動可能な容量1.8Ahのバッテリを搭載するモデル「HRM 310」と、最大60分動く3.6Ahのモデル「HRM 520」の2モデル構成。いずれも、バッテリ残量が少なくなると、自動的にドッキングステーションへ戻り充電する。

 屋外で、場合によっては人目のない状況下で動くロボットであるため、持ち上げられるとアラーム音を鳴らして警告すると同時に、機能しなくなる仕組みを採用。再度使えるようにするには、ユーザーが暗証番号を入力しなければならない。


暗証番号を入力するパネル(出典:ホンダ)

 Miimoの米国におけるメーカー希望小売価格(MSRP)は、HRM 310が2499ドル、HRM 520が2799ドル。

 なお、Honda Power Equipmentは、American Honda Motorの事業部門である。

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