本田技研工業は10月4日、カブクと協業で、3Dプリンタを使ったクルマ「マイクロコミューター豊島屋モデル」を共同製作したと発表した。鎌倉に拠点を構える豊島屋のカスタマイズ車両を作り、CEATEC JAPAN 2016で展示している。
カスタマイズ車両は、超小型電気自動車「MC-ベータ」をベースに、カブクが提供するカスタマイズ商品をオンデマンドでデジタル製造する「Rinkak マス ・カスタマイゼーション・ソリューション」を使用して実現したもの。外装部品や荷室は3Dプリンタで作っている。
「鳩サブレー」で知られる豊島屋の配達用車両を想定して製造され、鎌倉の細い路地も走りやすいコンパクトサイズを採用。荷室は鳩サブレの箱がぴったり収まるサイズになっているほか、シートには鳩サブレ柄をプリント。立体的な豊島屋のロゴも付いている。
3Dプリンタでの製造と聞くと、コンパクトサイズのものを思い浮かべがちだが、最新のプリンタを用いることで、クルマの外装のような大型の部品も作れるようになったとのこと。開発期間は約2カ月。
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