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FacebookのVR用カメラ「Surround 360」が進化--仮想世界をもっと自由に

Ian Sherr (CNET News) 翻訳校正: 編集部2017年04月20日 08時40分
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 Facebookは、仮想現実(VR)ヘッドセットと連動するプロ向けカメラ「Surround 360」の新しい設計を発表した。新機能の1つに、撮影した仮想世界を見て回れるようにする機能がある。ヘッドセット装着者の立場で言うと、椅子から身を乗り出したり左右を向いたりすることにより、あたかもその場にいるかのように、別の角度で視界を捉えることができる。

Facebookの「Surround 360」
Facebookの「Surround 360」
提供:Facebook

 この技術は、全方向(前、後、上、下、左、右)に動くことができることを指して「6DoF」(six degrees of freedom)と呼ばれる。装着者にとっては、街灯柱の向こう側やテーブルの下が見えるということになる。

 Facebookの最高技術責任者(CTO)を務めるMike Schroepfer氏は米国時間4月19日、「あたかもそこにいるかのように、これまでよりもはるかに近くに感じることができる」と述べた。

Surround 360では奥行きを認識できるため、このような光る蝶などを風景に溶け込むように追加することが可能だ。
提供:Facebook

 Facebookが19日にカリフォルニア州サンノゼで開催した開発者会議「F8」で、これらのカメラが初めて公開された。

 新しいカメラとソフトウェアの設計とコードは、Facebookによってウェブ上に無料公開されており、一連の提携メーカーを通して提供されている。同社は、VR技術に今後10年間で30億ドルもの資金を投入する見込みだと発言しており、今回のカメラとソフトウェアはその取り組みの一環だ。同社の狙いは、VR技術を購入する価値があると広く認識してもらうことにある。

 ただしこれまでのところは、そうは思えない状態だ。魅力的な映画やゲームなどの体験が提供されてはいるが、世界中の家庭にこれまでに行き渡ったヘッドセットは、1億台にも届かない。その数は、2016年の1年間でApple1社が販売したスマートフォン台数の半分未満だ。

 Facebookは、ゲームであれ映画であれ、魅力的なコンテンツの開発を促せば、おのずとユーザーはついてくると考えている。

 

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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