さくらインターネットは4月18日、2016年より提供している「さくらのIoT Platform β」の正式サービスとして、IoTプラットフォーム「sakura.io」の提供を開始すると発表した。
同サービスは、IoTデバイスとネットワークでデータを送受信するための「さくらの通信モジュール」のほか、通信環境、データの保存や連携処理に必要なシステムを一体で提供するIoTプラットフォーム。「だれもが、データを活かせる世の中へ」のコンセプトのもと、「sakura.io」と名称を改め、サービスロゴも刷新している。通信モジュールの価格は1台あたり8000円(税別)。
さくらの通信モジュールは、キャリアのLTE閉域網でsakura.ioに接続(通信モジュール1台につき月額60円)し、データを送受信する「単体方式」を採用。同社では、現在開発中の2.4GHzまたは920MHz(LoRa)をサポートした通信モジュールから、各変調方式に対応したゲートウェイを経由して送受信する「ゲートウェイ方式」において、LoRaの通信モジュールの仕様および料金体型を構築するテストチームメンバーを募集している。
同社では、sakura.ioの正式提供開始にあたり、同サービスを利用するユーザー向けに製品の量産化計画をサポートする取り組みを実施。すでに、パーツを販売する企業、通信モジュールの搭載方法をアドバイスする企業などと支援しているが、さらに多くの企業と連携するという。
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