Microsoftは米国時間4月14日、「Windows 10 Creators Update」が提供される「Windows 10 Mobile」端末は、25日のリリース開始時点では一部のモデルのみとなることを明らかにした。筆者が2週間ほど前に記事に書いた内容の通りだ。Microsoftによると、サポート対象となる機種は以下の通り。
Windows Insiderの責任者であるDona Sarkar氏は、「このリストに掲載されていない端末には、Windows 10 Creators Updateは正式に提供されず、また、『Windows Insider Program』の一環としてリリースされるDevelopment Branchからの今後のビルドも提供されない。ただし、このリストに掲載されていない端末を所有するWindows Insider Program参加者は、サポート対象ではないリスクを把握した上で、自己責任でWindows 10 Creators Updateを自分の端末に残すことができる」とブログ記事で述べた。
Microsoftは、サポート対象となるスマートフォンが少ない理由について、古い端末で「実現し得る最高のエクスペリエンス」をユーザーに提供できない可能性があるとするInsider参加者らのフィードバックを挙げた。(このリストに掲載されていない端末を使用する多数のテスターから、Creators Updateのテストビルドが自分の端末で適切に動作し、『Windows 10 Mobile Anniversary Update』よりも優れている部分もあったとの話を筆者は聞いている)。
またMicrosoftは14日、「Windows 10 Mobile Insider Preview(Build 15204)」をFast Ringの参加者を対象にリリースした。多数のバグが修正されているという。これは、Windows 10モバイル向けの初の「Redstone 3」ビルドだ。上記のリストにある端末を所有するInsider参加者を対象に提供されている。
MicrosoftはWindows 10の進捗に合わせてWindows 10 Mobileのテストビルドをリリースし続ける予定だとSarkar氏は述べた。ビルド番号とブランチは、MicrosoftがPC向けにリリースしているビルドとは一致しないとしている。
Sarkar氏はこの戦略について、「われわれが『Windows 10 Mobile』や当社のエンタープライズ顧客のために新しい機能改善の開発を続ける中で、コードを『OneCore』に集約するために行っているさらなる取り組み」によるものと述べた。「OneCoreはPCやタブレット、IoT、『HoloLens』『Xbox』 の全てでWindowsの核となる」(同氏)
Microsoftはまた、「Windows 10 Build 16176」(「Redstone 3」)をFast RingのPCテスター向けにリリースした。最初のRedstone 3ビルドと同様に、このPCテストビルドにも大きな新機能や変更点はない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
開発経験ゼロからのローコード開発で
医療ニーズに応えた病院向けシステムを構築