諸君、われわれの勝利だ。
180度の方針転換、そして常識の勝利によって、「Windows 10」はもうPCの制御権をあなたから勝手に奪わなくなる。最悪のタイミングで再起動することがなくなるのだ。
ただし、Microsoftは今後もアップデートを促すだろうし、それを完全に無効にするのは必ずしも簡単なことではない。
とはいえ、今春になれば、あなたは自分のPCでWindows 10をいつアップデートするかを決める権利を獲得する。
米CNETは、今春配信予定のWindows 10の「Creators Update」で、小さくて見落としがちなアップデート告知リマインダーがPCに表示されなくなることを把握している。現在は、このリマインダーが表示された後、アップデートのインストール時間が来るとPCを制御できなくなる。
新しいシステムでは、見逃すはずのない全画面表示の告知で3つの選択肢「Restart Now(すぐに再起動)」「Pick a time(時間を指定)」「Snooze(後で通知)」が提示される。どれかを選ばない限り、この告知画面は消えない。
何も選ばずにこの画面を表示したままPCを放置しておいても、Windowsは自動的に再起動したりはしない。カウントダウンは始まらないのだ。
そして、例えばPCでしばらくかかる仕事を先に終わらせたい場合などに「Snooze」ボタンを選べば、半永久的にアップデートを停止しておける。
システムが上記の説明通りに動作すれば、望み通りではないだろうか。OSに「いや、今は本当にPCを使っていたいんだよ」と知らせ、OSににそれを尊重してもらえるシンプルな方法だ。
リマインダーはうっとうしくなりそうだろうか? そうかもしれない。だが、アップデートは、特にセキュリティアップデートはあなたの味方だ。永遠にアップデートしないでいるより、PCでの作業がそれほど必要ではないタイミングを選んで積極的にアップデートを(「Restart Now」あるいは「Pick a time」を選択して)インストールした方がいい。
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