ソニーは4月13日、空間に溶け込む家電「Life Space UX」シリーズの新たな取り組みとして、東京・表参道に「Life Space Collection 表参道」(東京都渋谷区神宮前6-2-9ユーハイム原宿ビル1階)をオープンすると発表した。4月15日から6月30日までの期間限定で、16の使用シーンを提案展示する。
Life Space UXは、ソニーが2015年から販売しているオーディオ&ビジュアル機器。500万円の超短焦点4Kプロジェクタ「「LSPX-W1S」やLED電球にスピーカを搭載した「LSPX-100E26J」などを販売している。
いずれも「空間に溶け込む」ことをコンセプトにしており、オーディオ&ビジュアル機器として主張しすぎないデザインを採用。加えて、今まで置けなかった場所における省スペース性や新たな使い方を提案する商品内容で、「家の中にいながら新しい体験を生み出す」ことが目的だ。
Life Space Collection 表参道では、ポータブル超単焦点プロジェクタ「LSPX-W1S」を中心に「場所」「趣味」「ライフスタイル」の3つの切り口から構成した16のライフスタイルシーンを提案。125平米というコンパクトなスペース内に、家具や小物と組み合わせて展示する。
店内では展示だけでなく、「LSPX-W1S」などを購入できるほか、組み合わせている家具や小物なども購入できる。購入可能な商品は、展示の近くに置かれているプライスカードから価格などを確認できる。
4月21日までの間は、参考出品として「新4Kプロジェクター-It's all here-」を限定公開。これは1月に米国で開催したCESに出品されたコンセプトモデルで、日本での展示は今回が初めてになる。
壁際に置くだけで大画面を投写できる超短焦点プロジェクタのコンセプトはそのままに、コンテンツとの出会いを体験できる機能を搭載していることが特徴。発表会では、壁に映し出された膨大な量の音楽のジャケット写真の中から、興味をひく楽曲を見つけ出し試聴ができるデモンストレーションを披露した。
「この機能の狙いは、今まで外出先でしか味わえなかったワクワクした体験を自宅でもやっていただくこと。書店や音楽ショップの中を歩いていると、ふとした瞬間に気になるものが見つかる“出会い”を体験したことがあると思う。店内でコンテンツ散策をする体験を家の中にいながら味わえるようにしたい。『It's all here(すべてがここにある)』をコンセプトにしている」と、ソニーTS事業準備室室長の斉藤博氏は新機能を説明する。
発売地域、時期、価格、仕様などは未定としながらも「音楽だけでなく、映画、書籍などにも応用できる」(斉藤氏)と今後の展開ついても紹介した。
発表会には、ゲストとしてフリーアナウンサーの内田恭子さんと建築家の迫慶一郎さんが登場。迫さんは「最も気になるLife Space UX」モデルとしてグラスサウンドスピーカ「LSPX-S1」を紹介。内田さんがLSPX-W1Sを自宅で使っている写真を披露すると「これもすごくいい」とコメントした。Life Space Collection 表参道では、タレントや料理研究家などが商品の使用シーンを提案し、解説するトークイベントなども実施予定だという。
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