Twitterは米国時間4月6日、APIプラットフォームを刷新すると発表した。開発者から寄せられた要求に基づくアップデートが提供されるほか、APIプラットフォームに対する複数のアップデートや拡張計画を示すロードマップを公開している。
Twitterのスタッフデベロッパーアドボケイトを務めるAndy Piper氏は、「これらの取り組みは、将来のTwitter APIプラットフォームと開発者エコシステムにおける、新しいエンジニアリングと製品に対する大規模投資となるものだ」とブログに記した。「顧客のニーズに応えて素晴らしい顧客体験を作り上げることから、新しいトレンドを把握して優れた製品を開発することまで、企業が活動のあらゆる側面でTwitterの能力を活用することのできる、莫大な機会があると考えている」(Piper氏)
Twitterは2017年内に、「新しいアイデアをテストする個人の開発者からTwitterと提携している大手企業まで、あらゆる人に役立つ」統合APIプラットフォームを発表する。新プラットフォームにより、開発者はアプリケーションや製品、事業の開発や規模拡大がさらに容易になる。
Twitterは、同社のAPIに対するアクセスの規模を拡大する際に生じる問題について、開発者から頻繁に不満の声が寄せられていたことを認めた。同社は2014年にGnipを買収し、標準的なREST APIやストリーミングAPIより機能が優れたエンタープライズ品質のAPIスイートを提供してきた。だが、同社によると、GnipのAPIの「プライスポイントは、事業を拡大し始めたばかりの開発者には手が届かないことが多い」という。
新しい統合プラットフォームは、「標準的なREST APIやストリーミングAPIの手軽な無料アクセスと、Gnipのエンタープライズ品質の性能と信頼性を兼ね備える」ものになるという。
プラットフォームを統合するにあたって、Twitterは、開発者が同社の公開データからビジネスに役立つ知見を収集したり、エンゲージメントツールを開発したりするのに役立つ、新しいビジネス志向の製品も約束した。
開発者は、新たに公開されたAPIプラットフォームのロードマップで、2018年に予定されているTwitterの製品発表について知ることができる。このロードマップに示されているとおり、同社は米国時間4月6日に、ベータ版の「Account Activity API」をリリースし、ユーザーが保有または管理しているアカウントに関連するリアルタイムのイベントにアクセスできるようにした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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