静岡放送は、文字のニュース原稿を音声とCGに変換し自動で読み上げるソニー開発の「ニュースマネージャー」のシステムを活用したバーチャルアナウンサー「沢村碧」(さわむらみどり)が登場する、テレビ放送としては初めてとなる実証実験を3月31日に実施する。
ニュースマネージャーは、共同通信デジタルの協力のもとソニーが開発を進めているシステムで、文字情報として入力されたニュース原稿を音声合成によって自然な発話に変換。さらにCGで生成されたバーチャルアナウンサーの表情と連動させて読み上げさせる、ニュースなどの情報提供向けのアプリケーションとなっている。2016年8月には大型街頭ビジョン「ソニービジョン渋谷」にて実証実験を行った。
今回のテレビ放送における実証実験では、沢村碧が、静岡放送で夕方(月曜~金曜の16時45分から放送)の情報番組「イブアイしずおか エンタ」の3月31日放送回で「週末情報コーナー」を担当し、静岡県内で週末に予定されているイベントを紹介するという。
静岡放送では、将来的に沢村碧を番組の中で起用することを検討。今回の実証実験は、バーチャルアナウンサーの実際の放送での有用性や、自動読み上げによるニュースの伝わり方などを検証する目的で実施されるものとしており、視聴者の反応をもとに、沢村碧の今後の展開を考えていくとしている。
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