新型の「Microsoft HoloLens」ヘッドセットが2017年中に(そしておそらくは2018年にも)登場することはないかもしれないが、だからといってMicrosoftが拡張現実(AR)と仮想現実(VR)の面で停滞しているわけではない。
Microsoftは、複合現実(Mixed Reality:MR)マーケティングチームを「Microsoft Surface」デバイスチームから切り離す。また新たに独立させるチームの責任者として、Facebook傘下のOculus VRで最高マーケティング責任者(CMO)を務めていたElizabeth Hamren氏を採用した。
Microsoftはまた、(2017年6月1日から始まる)2018会計年度においてMR専門の販売チームにも投資する計画だ。このチームは、MicrosoftのPCパートナー各社と協力し、2017年のホリデーシーズンに合わせて「Windows 10」搭載PC向けMRヘッドセットを推進していく。
Microsoftは、米国時間3月30日にこのMRの取り組み拡大について発表したが、1年前の同じ日にはHoloLens開発キットを3000ドルで販売開始している。Microsoftによると、「Windows Store」には今や150本の「専用MRアプリ」が公開されているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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