「AmazonFresh Pickup」がオープンした。
Amazonは米国時間3月28日、食料品受け取り場所として機能する最新の店舗コンセプトに関する短い動画とランディングページを公開した。各店舗はまだベータ段階にあり、利用できるのはAmazonの従業員のみとなっている。同社は、シアトルにある2店舗をいつ一般向けに開放するかを明らかにしていないが、店舗は「Prime」会員のみが利用可能になる予定だ。
顧客はオンラインで、生鮮食品、肉類、乳製品、日用品を含む数千品目の中から商品を注文する。Amazonの従業員が注文商品の選択と袋詰めを行い、予約した時間に顧客の車まで運んでくれる。同社によると、注文後わずか15分以内に商品を受け取ることができるという。
シアトルのソードー地区とバラード地区にある店舗は無料で利用でき、最低注文金額の制約もない。なお同社が以前から提供している食料品配送サービス「AmazonFresh」は、月額15ドルの利用料に加えて、40ドル未満の注文には10ドルの配送料がかかる。
新店舗は、実小売店舗事業の拡大に向けたAmazonの取り組みの一環だ。同社はこれまでに、書店、大学構内の受け取り施設、モールのポップアップストアを開設している。Amazonは12月に、「Amazon Go」の短い動画も公開した。Amazon Goはレジがないコンビニエンスストアで、こちらもベータ状態で稼働している。
同社にとってAmazonFresh Pickupは、8000億ドルもの規模を誇る米食料品市場への事業拡大に向けて、「クリックしてピックアップ」する形態の食料品販売における足掛かりを得るための手段だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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