本格的な成形が手軽にできる3Dプリンタは、家庭や職場での物作りに役立つ。ただ、デスクトップに設置できるほど小さいはといえ、机を1つ3Dプリンタ専用にするのはスペースがもったいない。
そこで、3Dプリンタとしてだけでなく、レーザー刻印機やコンピュータ数値制御(CNC)彫刻機としても使えるデバイス「Snapmaker」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Snapmakerは、ヘッド部が交換可能なモジュール式3Dプリンタ。ヘッドを取り換えることで、木材などにレーザー刻印を施したり、アクリル板にロゴなどを彫り込んだりすることにも使える。フレームなどはアルミニウム合金で作られており、デバイス本体の精度が高いという。
3Dプリンタとしては、最大125×125×125mmまでの成形が可能。積層方向の成形精度は、0.05mmから0.3mm。ノズル温度は180度から250度。PLA、PVA、ABS、ナイロンなどのフィラメントが使える。
レーザー刻印ヘッドは、出力500mwのレーザー光で対象物に文字や絵などの形を焼き付ける。木材のほか、竹、革、プラスチック、布、紙などに使用可能。
CNC彫刻ヘッドは、木材、アクリル、PCBに対応。加工に使うカッターの回転速度は、2000rpmから7000rpm。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間4月28日まで。記事執筆時点(日本時間3月28日15時)でキャンペーン期間は31日残っているが、すでに目標金額5万ドルの17倍近い約83万6000ドルの資金を集めている。
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