英国政府は現地時間3月21日午後、同国に入る国際線の一部フライトで、PCなどの電子機器を手荷物として機内に持ち込むことを禁止すると発表した。
詳しい禁止内容は、米国土安全保障省が3月20日に通達した類似の電子機器持ち込み禁止命令とは異なる。英国の禁止令には、米国と違って、アラブ首長国連邦(UAE)とモロッコから英国に向かうフライトは含まれていない。この禁止令が適用されるのは、トルコ、レバノン、ヨルダン、エジプト、チュニジア、サウジアラビア発のフライトのみだ。
タブレットやノートPCなど、携帯電話より大きい機器がこの禁止令の対象となっている。手荷物として持ち込み可能な機器のサイズは、縦16.0cm、横9.3cm、厚さ1.5cmまでだ。これより大きいサイズの機器を機内に持ち込むことは認められず、航空会社に預ける必要がある。
英運輸省の広報官は、声明の中で次のように述べている。「今回追加された安全措置によって、乗客と旅客便に多少の混乱が生じる可能性があり、われわれは生じるであろうフラストレーションも理解している。しかし、われわれの最優先事項はつねに、英国民の安全を守ることだ」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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