旅行においては、慣れない土地ということもあって、天候の悪化や交通機関への乗り遅れなど、不安ごとが少なくないだろう。訪日外国人にとっては、クレジットカードを使えるか、英語メニューやベジタリアン向けのメニューがあるか、といった部分も不安になりがちなポイントのようだ。
しかしAIを活用すれば、雨が降りそうなら天気情報を表示したり、電車やバスに乗り遅れないよう事前に通知したりすることもできる。毛塚氏は「今まで旅行時に気を回していたことをボット(AI)が代わりにやってくれるようになれば、旅行を楽しむことだけに集中できる」とし、「AIによって旅行スタイルを変化させていくことができるのではないか」と期待する。
多くの人が持つデバイスは、フィーチャーフォンからスマートフォンへと変化し、将来的にはメガネ型のウェアラブルデバイスなど現在とは異なるデバイスに変化していくことが考えられる。このようなデバイスの移り変わりのなかでも、変わらず「安心・安全な移動サポート」を実現できる手法の1つとして、同氏は「ボットから提案された情報を選んでいく情報提案型ナビゲーションサービス」が有力な技術になるのではないかと語った。
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