KDDIとナビタイムジャパンは3月16日、「au ナビウォーク」(iOS/Android)と「NAVITIME」(iOS/Android)の2つのアプリで、世界で初めて「電車混雑回避ルート」機能を提供すると発表した。主なターゲットは、首都圏在住の通勤・通学でナビサービスを利用するユーザー。
電車混雑回避ルートは、「乗換案内」や「トータルナビ」で首都圏のルートを検索すると、通常の検索結果(最大4件)に加えて、表示されている検索結果よりも空いているルートがある場合に、「混雑を避けたルート」を自動で表示する機能。対象時間は平日の終日で、上り下り方面ともに対応する。また、曜日単位の混雑傾向も考慮するという。
都心(山手線内)に直通する路線では63路線中59路線(93%)に対応しており、都電荒川線、西武拝島線、西武豊島線、京急空港線の4路線には未対応。また、都心に直通していない路線でも、利用者の多い、相鉄本線、相鉄いずみ野線、東急大井町線、東急多摩川線、JR横浜線、JR南武線の6路線には対応した。
ナビタイムジャパンでは、首都圏における平日の約2500万人の移動を、国土交通省の「大都市交通センサス」などの移動需要データと、独自の乗換検索エンジンを利用してシミュレーションし、電車ごと、駅ごとの混雑を予測する「電車混雑シミュレーション」技術を開発。
2016年4月から「au ナビウォーク」「NAVITIME」などにおいて、この技術をもとに生成した予測データを加工し、アプリ内で「電車混雑予測」として提供していた。今回は新たに回避ルートも提示されるようになった。
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