パナソニックは最新の「Toughbook」をMobile World Congress 2017で発表した。この着脱可能なハイブリッドPC「Toughbook CF-33」には、多数の「初めて」が実現されているという。その1つが、同社によると、アスペクト比3:2のディスプレイを搭載する世界初の頑丈ハイブリッドPCという点だ。ほとんどのPCで、アスペクト比はHDTVと同じ16:9だが、Microsoftの「Surface」シリーズなど、アスペクト比3:2のディスプレイを採用する製品もいくつか存在する。
2.77kgのToughbook CF-33は、タブレットとキーボードのセット、または、単なるスタンドアロンのタブレットとして提供される。12インチ、2160×1440ピクセルのタッチスクリーンは、手袋をはめたままでも、さらには雨の中でも操作可能だ。2個のバッテリはホットスワップ可能なので、予備のバッテリと充電ドックさえあれば連続的に使用し続けることができる。
デフォルトOSは「Windows 10 Pro」だが、多くのプロ向けノートPCと同様に、「Windows 7」へのダウングレードが可能。消費者向けのノートPCやハイブリッドPCからはポートが急速に姿を消しつつあるが、CF-33は、USB 3.0、HDMI、イーサネット、microSD-XC、オーディオの各ポートをタブレット本体に装備する。キーボードドックにはさらに、USB 3.0ポート2個とUSB 2.0ポートに加えて、シリアルポートとVGAポートまで装備されている。Toughbookとしてのスタイルを貫き、すべてのポートが防水カバーで覆われている。
パナソニックによると、「警察、救急サービス、政府機関、防衛関係者、現場業務担当者、保守管理技術者」をターゲットとしているという。
Toughbook CF-33は、2017年第2四半期に英国で、フルハイブリッド版が2630ポンドから、スタンドアロンタブレット版が2210ポンドからの価格で発売される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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