アップル「BeatsX」を使ってみた--アクティブな人には「AirPods」よりおすすめ - (page 2)

Vanessa Hand Orellana (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2017年02月24日 07時00分

ケーブルは邪魔にならないか

 それほど気にはならなかった。BeatsXのソフトラバーは、ランニング中に上下に弾むときも含めて、首に当たる感触が柔らかいからだ。むしろ、左右2つの小さなデバイスに気を配るより(そう、これもAirPodsの厄介な点だ)、つながっているほうがずっと安心だ。結局、一日中装着していた。

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完全なワイヤレスではないが、軽くてつけ心地が良い。
提供:James Martin/CNET

 朝の通勤中にはポッドキャストを流しながら、ジムでのウォーミングアップ中には音楽を聴きながら、装着を続けた。仕事中は首に掛け、ビーチでジョギングするときは耳にはめ、雑用を済ませるときにはまた首にぶら下げていた。首に掛けているときは、左右のイヤーチップが磁石でくっつくので、外見を気にしなければ(筆者は気にしなかった)ネックレスやストラップのように掛けておくことができる。首回りで目立つことなく、使いたいときはすぐ使える。ケーブルがからまることもないので、外してハンドバッグやポケットに突っこんでも、ほどけなくなる心配はない。

いろいろと動き回っていても耳から外れないのか

 イヤーチップは、AppleのAirPodsやEarPodsより耳にぴったりフィットするように設計されている。もちろん、正しく装着し、左右も間違えていない場合の話だが、それが思ったより難しい。イヤーチップに書かれている「R」と「L」の文字があまりに小さいからだ。左右を正しく見分けるには、コントロールボタンが左側にあるので、それを探すのが一番簡単だった。

 最初は標準のイヤーチップを試した。落ちないように耳にぎゅっと押し込む必要があったが、押し込んでしまえば、縄跳びをしていても落ちてこなかった。

 大体のイヤーチップは付け心地が気に入らないという人でも(筆者は水中で引き離されるような感覚が嫌いだ)、幅広いサイズのチップが用意されているので、きっと自分に合うサイズを見つけられるはずだ。

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BeatsXには、選べる4つのサイズのイヤーチップと、2つのウィングチップが用意されている。
提供:John Kim/CNET

 ランニングのときにはウィングチップを付けてみた。耳たぶの内側に固定する仕組みで、装着がさらに安定し、イヤーチップを耳に押し込まなくてもよく、周囲の音がわずかに多く入ってくるようになった。

フィット感は良好とのことだが、音質はどうか

 BeatsXの音質は上々で、周囲の音を排除する機能は(それを望む人にとっては)驚異的だ。だが、むしろ周囲の音を消しすぎかもしれない。ノイズアイソレーション機能(Appleの呼び方だ)は、オフィスで集中したいときには便利だが、街なかにいるときやランニング中など、少しは付近の車に注意したいときには不便だろう。

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