Appleは低価格機種「iPhone SE」のインドでの製造を数カ月のうちに開始する予定だという。Reutersが米国時間2月17日に報じた。
Reutersはある業界情報筋の話として、Appleは、既に設計および開発施設を開設済みのバンガロール市で、委託製造業者を利用する予定だと報じている。また別の情報筋によると、台湾メーカーのWistron Corpが、「iPhone」の製造だけを目的とした工場を同市に建設中であるという。
インドのカルナータカ州IT担当大臣を務めるPriyank Kharge氏も、2月に入ってAppleがバンガロールでiPhoneを製造する予定であることを認め、「AppleがバンガロールでのiPhoneの製造を開始することは、同州における最先端技術のエコシステムとサプライチェーンの発展を促す」とツイートしていた。
インドは、Appleにとって莫大な可能性を秘めた市場だ。2016年にインドで販売されたiPhoneはわずかで250万台だった。その250万台は同国の小さなハイエンド市場での販売台数だが、インドではより価格の低い「Android」端末を所有する人の方がはるかに多い。安価なiPhone SEをインドで製造すれば、Appleは全体的なコストを抑えることができ、より効率的にAndroid端末メーカーと競争できる可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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