10日後、何か問題があることがはっきりした。そこで私は重い心(しゃれのつもりではない)を抱えて主治医に診察してもらった。先生は以下のことをするよう私に指示した。
数日中に、私はイベントモニタ(正確には「King of Hearts Express」という名称の、収集した解析用データを音響カプラを使って転送する旧式な装置)を装着した。すぐに洞性頻脈、つまり頻拍が表示された。そして、血液検査の結果は甲状腺の異常を示していた。そこで主治医は甲状腺超音波検査も行い、内分泌の専門医に診てもらうよう勧めた。
今にして思えば、HeartWatchが示した“異常値”に見えた計測値は深刻な問題の可能性を示す早期指標だったのだ。心拍数のデータを見る以外には、時々心拍数が上がっていたにしても何も異変は感じていなかった。
これまでに、血圧計も購入した。情報が多いほど役立つと思ったからだ。購入したのは、Bluetoothを搭載し、経時的に計測値をトラッキングするアプリが付属するオムロンの「Evolv」だ。
HeartWatchからのセンサデータのおかげで、そうでなければ絶対に気付かなかった危険な可能性のある健康状態に気付けた。今では、データに基いてさまざまな検査や治療を受けているところだ。
Apple Watchの長所と短所を説明するレビューは多数出ている。だが、心臓の健康トラッキングという観点から見ると、プリインストールされているソフトウエアも関連するアプリも複雑すぎるし中途半端だ。
まとめると、Appleは健康に関する情報を追跡するセンサのデータ表示とレポート機能について再検討すべきだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」