個人的な話:「Apple Watch」は私の命を救ったのか? - (page 2)

Michael Krigsman (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部2017年02月14日 07時00分

問題の特定

 10日後、何か問題があることがはっきりした。そこで私は重い心(しゃれのつもりではない)を抱えて主治医に診察してもらった。先生は以下のことをするよう私に指示した。

  • すぐに心電図をとりなさい(これは当然だ)
  • 甲状腺異常のような、心臓以外の原因かどうかをチェックするために血液検査をしなさい
  • 心拍イベントモニターを2週間装着しなさい。イベントモニターとは、不整脈をトラッキングできる、携帯用心電図装置だ
  • 心エコー図をとりなさい

 数日中に、私はイベントモニタ(正確には「King of Hearts Express」という名称の、収集した解析用データを音響カプラを使って転送する旧式な装置)を装着した。すぐに洞性頻脈、つまり頻拍が表示された。そして、血液検査の結果は甲状腺の異常を示していた。そこで主治医は甲状腺超音波検査も行い、内分泌の専門医に診てもらうよう勧めた。

 今にして思えば、HeartWatchが示した“異常値”に見えた計測値は深刻な問題の可能性を示す早期指標だったのだ。心拍数のデータを見る以外には、時々心拍数が上がっていたにしても何も異変は感じていなかった。

 これまでに、血圧計も購入した。情報が多いほど役立つと思ったからだ。購入したのは、Bluetoothを搭載し、経時的に計測値をトラッキングするアプリが付属するオムロンの「Evolv」だ。

結論

 HeartWatchからのセンサデータのおかげで、そうでなければ絶対に気付かなかった危険な可能性のある健康状態に気付けた。今では、データに基いてさまざまな検査や治療を受けているところだ。

提供:Creative Commons.
提供:Creative Commons.

心臓の健康:Apple Watchに足りないものは?

 Apple Watchの長所と短所を説明するレビューは多数出ている。だが、心臓の健康トラッキングという観点から見ると、プリインストールされているソフトウエアも関連するアプリも複雑すぎるし中途半端だ。

  • 他のほとんどのすべての活動量計がワークアウトの強度のレポートに用いている心拍ゾーンのコンセプトがない。
  • データはHealthKitに埋もれているとはいえ、Appleのアプリは心拍ゾーンや最低/最高心拍数などの経時的なデータを簡単には表示してくれない。
  • 純製の睡眠計アプリはない。マジで?
  • 睡眠と心拍の相関による機能は? これもない。
  • 心拍数データをリアルタイムでApple WatchからiPhoneにミラーリングする機能はどうだろう? これができれば何度もApple Watchを見ずに心拍数をモニタできるのに。
  • (筆者の環境では)充電中のApple WatchにBluetoothで接続した心拍数計測ストラップで心拍数を測ろうとしても、Apple WatchはApple Watchを装着するよう言い張り、エラーを表示する。

 まとめると、Appleは健康に関する情報を追跡するセンサのデータ表示とレポート機能について再検討すべきだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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